2022年11月25日金曜日

福岡県福岡市

学会に出席するため、福岡市に出張に行ってきた。出張中は、主に西部の大濠公園〜西新地域に滞在していた。少しだけだが観光もできたので、今回は福岡市で見つけた色々なものをレポートしていこうと思う。


まずは九州北部に展開するローカルなスーパー「マミーズ」に行ってきた。ローカルなスーパーには地域性が現れやすく、面白い。この他にもスーパーを数店巡った。気が付いた点を総合すると、以下の通りである。
  • 鮮魚コーナーに占める明太子コーナーの割合が大きい。東京の同規模スーパーの3倍くらい種類がある。
  • 「さらしくじら」という見たことのない商品があった。九州北部は鯨肉の消費量が多いそうだ。
  • 長崎産「ヒラス」の刺身がある。
  • 精肉コーナーにもつ鍋用のホルモンがたくさん並んでいる。
  • 醤油コーナーで最も目立っているのは、「濃口」でも「薄口」でもない、謎の「旨口」である。醤油は大体旨い気がするが、これは一体何なのだろう。メーカーは「マルヱ」「ニビシ」が多い。
  • 鍋用の出汁に久原の製品が多い。特にとんこつスープが最も目立つ位置にある。
  • 大豆製品のコーナーでは、東京での「栃尾のあぶらげ」のポジションに「南関あげ」が鎮座している。
  • 11月でも豆腐の隣に冷や汁の出汁が置いてある。
  • 牛乳の産地は熊本県が多い。

商店街には鯨肉の専門店まであった。東京でも京都でも見たことがない。


福岡は個人商店でもPayPayの普及率が高い印象を受けた。商店街としてもPayPayが使える店をアピールしているようだ。


商店街に「油屋」という店があった。千と千尋の神隠しと関係があるのかと思ったが、よく見るとsince 1890とある。違っていそうだ。


「ゴッドハンド大濠」もあった。見えない手で施術されるのかもしれない。濁点がピンク色になっているが、「濠」のさんずいもピンクになっている点が良い。氵ってそういう扱いだったのか。


「千鳥饅頭」が「チロリアン」になるのは興味深い。洋風に発音するとdがrになるのだろうか。「アン」が付くのは数学者ヤコビに対するヤコビアンのようなものとも考えられる。


「うどん」の文字が中途半端に残っている。濁点なんて簡単に剥がれそうなのに、意外としぶといものだ。


居酒屋にいきなり小言を言われた。しかも「笑売中」と書いてある。笑顔で商売されているようで何よりである。


一文目と二文目の文体が違いすぎる。


「不正駐車」ではなく「不正脱出」なのがデスゲームっぽくていい。逃すものかという気迫を感じる。


面白雑貨地区というからには、当然面白いに違いない。


「特別日開催スケジュール」なんて言われるとラッキーイベントなのかと思ってしまうが、その実態は料金が高い日である。しかも4倍高い。これに「開催」という単語を使える言語感覚は見習っていきたい。

福岡といえば食事が美味しいことでも有名である。私も色々なものを食べたが、確かに美味しかった:

博多ラーメンももつ鍋も食べていないのかよ、という指摘はあると思う。

その点は今後の検討課題とさせていただきます。