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2021年5月9日日曜日

4次元と床屋

 「このスカートを見てください。傘の骨が折れたから、傘をスカートにしたんです」
黒いスカートを履いた女性が、私にそう話しかけた。女性は私のTwitterのフォロワーのなにがしを名乗った。そのとき私は喫茶店にいた。テーブルの上にアイスコーヒーがあった。
「これ、ワンタッチ傘なんです。このボタンを押すとスカートが開きます。ほら」
女性はベルトのボタンを押したが、何かが変わったようには見えない。怪訝な顔をする私に対して、女性は説明を続けた。
「開く向きは、4次元目の方向ですからね。あなたがいる3次元空間ではありません。これは4次元の傘、4次元のスカートなんですよ」
私は、初対面なのにずいぶん変なことを言う人だな、と思った。

「おじいさん、最近散髪に行かへんのよ。もう2ヶ月は行ってへん」
祖母が、私にそう話しかけた。そのとき私は祖父母の家にいた。テーブルの上に餃子の王将のオードブルがあった。
「おじいさんハゲてるし、別に散髪行く必要ないんちゃうん」
私がそう答えると、祖母は言った。
「それがな、おじいさん床屋じゃないと体操もせえへんし、着替えもせえへんねん」
「えっ!?2ヶ月も着替えてへんの?それは散髪行かなあかんわ。ちょっとおじいさんとこ行って説得してくる」
祖父の部屋に行ってみると、祖父は眠っていた。私は、起こすのも忍びないな、と思った。


ここで目が覚めた。私は昨日夕方5時半に入眠し、夜の3時半に起きたのだが、朝の10時半頃に眠くなってまた寝てしまったのだった。
フォロワーの人にせよ祖父にせよ、本当に変な奴だと思ったが、全部夢だったのか。私は、勝手に奇人にしてしまって申し訳ないな、と思った。変なのは私の脳だった。

2020年4月28日火曜日

"今日の朝"

目が覚めた。今日の朝、何度も寝たり起きたりしながら奇妙な夢を見たのを覚えている。忘れないうちに書き留めておきたい。

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家の近くに電波塔があった。家の近くにはついでに駄菓子屋もあった。私は駄菓子屋を物色し、枕カバーを買うことに決めた。枕カバーはプロフ帳の1ページのようになっていた:
名前(漢字)
なまえ
顔写真
キャッチコピー
私は駄菓子屋でペンを使ってそれに記入していった。キャッチコピーは「質実剛健」と「徳治主義」で迷い、結局「徳治主義」にした。顔写真はその場で撮られた。そうして私は選挙に出ることになった。顔写真は勝手に野獣先輩とのコラ画像に加工され、それがポスターとして街のあちこちに貼られてしまった。

なんだこの夢は。とりあえずメモしておかねば。えーっと.......。

朝が来た。私は高校に行かなくてはならない。私は高校3年生だ。なんだか頭がふらふらするが、少々無理をしてでも行く。今日は漢字の小テストと英語の課題と数学の課題となんやかんやを出さなければならない。何もできていないが、行きのバスの中で取り組むことにする。気付けば高校に着いて小テストが始まっていた。小テストの問題は次のようなものだった:
空欄に当てはまる語句を選べ。(        )
ア. オ
イ. カ
ウ. キ
頭がうまく働かず、どれが答えなのか分からない。私は「オ」と記入した。試験が終わった後で、友達に「オ」はそもそも選択肢になかったことを指摘されて笑われた。くっ、小テスト連続満点の記録はここで途絶えてしまったか。それにしても体調が悪い。今日は早退することにする。こんなことなら初めから学校に来なければよかった。駅から自宅まで頑張って自転車を漕いだ。私の街はあちこちにダイソーがあるダイソーだらけのダイソー街だ。なんだか断層崖のように言ってしまったが、ともかくパッと思いつくだけで駅からの帰り道には少なくとも3軒のダイソーがある。そのうちの一つ、図書館の近くのダイソーに寄ってアルコール温度計を一本買った。帰ったらこれで体温を測ろう。

そういえば明日は私の修論発表の日であった。今日は修論発表会の1日目だ。自分のスライドはまだ白紙だし、そもそも発表できるような成果は何もない。あと1日でなんとかしないと。私は焦りを覚えつつ、とりあえず午前中は雪下の発表を聞くことにした。質疑応答の時間で誰か老人が手を挙げたと思ったら、おもむろに自著の宣伝をし始めた。私はうんざりして家に帰った。
とりあえずプレゼン資料を作らなくては。そう思うが、どうにもこうにもやる気が出ない。私は現実逃避してネットサーフィンをし始めた。

あれっ?今何時?

私は広い草原にいた。草原には20人くらいの人が輪をなしてぐるぐるぐるぐる回っている。私もそこに加わった。ぐるぐるぐるぐるぐるぐる回る。回っているうちに段々人数が減っていく。それに伴って輪はちょっとずつ小さくなり、回転はちょっとずつ加速していく。これが角運動量保存の法則というものだ。私はついに全力疾走し始めた。それでも前方に追いつかない。前の人との距離がどんどんどんどん開いていく。輪を作っているので私のせいで渋滞ができる。私はすっかり疲れてしまった。

選挙活動の一環として、女装対決(*1)をすることになった。相手は桝太一さんだ。そう、Zipでポンで有名な、かの桝太一アナである。高校の教室に行って着替えをしていたら、普通に女子が入ってきた。教室だと思っていた場所は、実は女子更衣室だったのだ。私は慌てて目を背け、体を液状化させて鍵穴を通り脱出した。そのとき小耳に挟んだ話によると、その女子のある友人は日本人の「花子」を自称しているのだが、それは偽名で、本名は「アシュリー」のハワイ人だということだった。
ともかく、私は外に出ることに成功した。夜空には満月が浮かんでいた。見惚れるような、澄んだ美しい星空だった。

明日は修論発表会だ。スライドはまだ白紙だ。いったん眠って、明日の朝から作り始めることにしよう。
そう思っていると、突然みりあから連絡が来た。東京に来たから泊めてくれという。私は、明日は修論発表会だからと言って断った。

忘れないうちに、ツイート......しておかないと......

気付くとみりあが家にいた。私は、「そうそう、今日の朝、質疑応答の時間に誰かが自分の本の宣伝をし始めたって出来事があって」と話し始めた。ふと、私の意識に「夢での出来事を書き留めておかなくては」という思いが上った。私は、「あれ、でもこれって夢の中の話なんやろか。それとも本当にあったことなんやろか」と言った。だが、修論発表会を明日に控え、自分が追い詰められているという状況は、なんだか現実のように思えてならない。私は言った。
「いや、これは現実やな。うん、本当にあった。ホンマホンマ」
みりあは一言、「草」とだけ答えた。
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私はついに目を覚ました。一瞬、何が現実で何が夢での出来事か分からなかったが、結局ほとんど全部が夢であったと結論づけた。私はTwitterアプリを起動し、夢での出来事を呟こうとしたが、すぐに到底140字には収まらないことを理解した。私はノートPCを開き、新しいブログの記事を書き始めたのであった。

(*1)寝る前にFF7をプレイしていたのが原因と思われる。

2019年10月19日土曜日

思ひつつ寝ればやシャブの見えつらむ

私は、しばしば奇妙な夢を見る。自分が夢の中で何をしていたか、夢の世界でどんな出来事が起こったか、計50の夢を箇条書きで挙げていこう。

  1. 覚醒剤と小麦粉を2対8の割合で混ぜた「二八そば」を打った。
  2. 学振DC2に落ちてヤケ酒していたら、急性アルコール中毒で昏睡した。
  3. スリッパの素揚げを食べさせられた。
  4. 孤児の赤ちゃんを抱えて急いで帰宅していたら、赤ちゃんが次第にドロドロに溶けていき、遂には死んでしまった。
  5. ゴーヤ5本ピーマン7個が入った袋を買った。
  6. 寝ている間に布団に潜り込んだ男にスキンシップを執拗に迫られ、全力で走って島根県の温泉地まで逃げた。
  7. 毎晩発狂して叫びながら寝ていたところ、怒った近隣住民に毒グモを差し向けられた。
  8. 髪の毛にウェーブをかけた上で、頭にかんざし代わりの体温計を10本刺して街を歩いていたところ、「そういうの迷惑だからやめてくんない?」とギャルに通報されてしまった。
  9. 北海道の雪原に行って弓矢でタンチョウを狩った。
  10. 友達に「Bluetoothとサンディスクどちらがいいと思いますか?水に片栗粉を入れて攪拌することをASMRというのですが……」と話しかけられた。
  11. 足の親指と人差し指の間を7箇所くらいハチに刺された。
  12. 立体駐車場の隠し部屋で、違法に栽培されていた大麻を発見した。
  13. 四コマ漫画の単行本を読んだ。タイトルは「概要というお弁当の脳」で、内容は探偵モノだった。
  14. スイスののどかな牧場に立つ風情溢れるレストランに行って、チーズフォンデュを食べた。感動するほど美味しかった。
  15. 百万遍に行ったところ、あぐらを組みながら空中浮揚し、なわとびでn重跳びをしている京大生がいた。
  16. 国立国会図書館に行き、エレベーターに乗った。すると、エレベーターが猛スピードで縦横無尽に動き回り失神してしまった。やっとのことで起き上がって外に出てみると、エレベーターがたくさんの人にぶつかって重傷者多数の惨事になっていた。
  17. ボットン便所で放尿していたら、あまりの尿量に糞尿が溢れ出して汚物が足にかかってしまった。
  18. 箱根登山鉄道に乗っていたら、スイッチバックのところで運転手が一旦降りて場所を変わった。
  19. 岡山駅で迷子になっていたところ、駅の一部が変形して自動車になって発進した。自分の他に乗客はおらず、ただ一人どこかの山奥へ誘拐されてしまった。
  20. 友達4人で集まって、何をして遊ぼうかと議論したところ、床屋に行こうという話になった。そうしてみんなで床屋に行ったはいいものの、4人分の待ち時間がたいそう長く、とても退屈な一日になってしまった。
  21. 拳銃型の制汗スプレーを使っていたら、突然本当に弾が出て自分の手のひらが撃たれてしまった。
  22. 2500のことを2.5 kと言ったところ、「意味がわからん」「素直に2500と言え」などと苦情が様々な方面から殺到した。「ほら、有効数字とかわかりやすくなるし……有効数字とか……」と精一杯意図を説明したものの、ただ険しい顔をされるだけだった。
  23. 異世界に転移して、大人しく優しいゴブリンたちと一緒に石造りの風呂に入ってまったりした。
  24. 現代文の定期試験を受けた。出題されたのは、大便を漏らすことについて論じた文章だった。
  25. 今日はエイプリルフールということで、高校の女子制服を着て登校することにした。そうしてブラウス・リボンにプリーツスカートという装いで何食わぬ顔をして登校していたのだが、ふと、「エイプリルフールだから女子制服を着る」というのは全然理由になっておらず意味不明であることに気が付いた。その上、今日の日付を確認してみたところ、なんと3月28日であった。そもそもエイプリルフールですらなかったのだ。私はなんだか急に恥ずかしくなってきて、家に帰って着ていた制服を全部脱ぎ、そして普段の服に着替えた(*1)。
  26. いつの間にやら29歳になっていた。博士課程を中退し、ヤケクソでyoutuberを始めてみることにした。
  27. 皮を剥いた玉ねぎを、半裸でカットしようとした。すると、私の姿を見た玉ねぎに「どうして半裸なの?」と尋ねられた。
  28. 友達が呪いで群(*2)に姿を変えられた。何者かに「彼と喋ることができるのは、代数をしている間だけだ」と告げられた私は、彼を呪いから救うべく群論の教科書を開いて勉強を始めることにした。
  29. ロックバンドを結成した。私はウィード(*3)の担当になった。
  30. 奈良の大仏を見に行った。立て看板に「君という存在が、とても大きなものに感じられるんだ......」と解説文が書かれていて、「なるほど、確かになあ」と思った。
  31. 用植アニメ「やくぶつ!」の第1話を視聴した。「女子高生たちが教室でアロエを育てようと試みる」というストーリーだった。
  32. 家庭科の授業で、「調理を行い、使った食材の余りを提出せよ」という宿題を出された。私は、食材じゃなくてゴミでいいかと生ゴミを持って行って提出した。その結果、生ゴミを二倍にされて突き返されてしまった。先生も、こういう生徒に嫌がらせをするためだけに生ゴミを学校に持ってきていたようである。
  33. 大学院に入学した。研究室に行くと、教員に「実験に使うため、これから毎日死体を洗いなさい」と指示された。人の死体を指定された溶液に浸すと表面にゴム状の薄い膜が付き、それを取り除くと綺麗になった死体が動き出した。私は、大学院生活初日にして退学しようと決意した。
  34. とろろ入りの卵焼きを焼いた(*4)。
  35. 射撃訓練の最中に「眠くて目標物をうまく狙えません」と不満をこぼしたところ、上官に取り押さえられ覚醒剤を無理矢理注射された。
  36. 「カードバトルサバイバル」のスペルが思い出せず、”card battle sabayibal”と書いた。
  37. 国会議員になった。昨年度の予算の使われ方が時間の関数で表されていたので、それをフーリエ変換して波数領域で表したあと、そのグラフの形の異常性について糾弾した。
  38. こわい人に顔面を柔らかいスポンジで思いっきり殴られた。
  39. ホテルの部屋で、様々な種類のおかきを収集するソーシャルゲームを遊んでいた。気付けば、ホテルの中が何やら騒然としている。どうやら、おかきたちを誘拐して、男子大浴場でおかきをふにゃふにゃにしてしまおうとする変態がホテルに現れたらしいとのことだった。
  40. ひじきとスイカの煮物を作った。
  41. すごろくゲーム「テンソルパーティ」で遊んだ。止まったマス目によってテンソルの添字が上がったり下がったりするというルールだった。
  42. 白菜の表面の一枚目の葉を剥いたところ、中から大根が現れた。今までこれは白菜だと思い込んでいたのだが、実はその正体は大根だったのだ。
  43. 誰かに「久しぶり」と挨拶されたので、“Yes, I’m from the Republic of Chad, but I have never been there since I was born.”(*5)と返事した。
  44. 他人が飼っているハツカネズミの手足を壁にテープで貼り付けて、聴診器でネズミの心音を聞いていたところ、現れた警察に逮捕された(*6)。
  45. 生焼けの鳥モモ肉を食べて食中毒になった。
  46. 黒柳徹子が、取組中の相撲取りの首にかかったデジタルカメラを奪い取ろうとしていた。
  47. コンビニでナン2枚と野菜ジュースと金属バットを買って、ピラミッドの内部へと潜入した。すると、暗闇の中で待ち構えていた何者かに階段で突き落とされて殺された。
  48. 祖父母と水族館に行き、アシカのショーを見てはしゃぎ回った。
  49. 数学の化け物が、あらゆる実体を消してこの世界を"構造"だけにするための呪文を発動した。
  50. 覚醒剤を練り込んだ手作りの蚊取り線香をこしらえた。

皆さんが普段見る夢と比べて、私の夢はどうであっただろうか。ちなみに、私のお気に入りは44番の夢である。

「この夢がいいよ」と俺が言ったから八月六日は逮捕記念日


(*1)これは6月15日夜に見た夢である。
(*2)代数学の用語。
(*3)マリファナのこと。
(*4)これは1月1日夜に見た夢である。
(*5)「はい、私はチャド共和国の出身です。ですが、私は生まれてから一度もチャドにいたことがありません」
(*6)これは8月6日夜に見た夢である。