先日、知人と話した。彼は今度モルディヴに旅行に行くそうだ。
モルディヴというのはどんな場所なのだろう。「モル」で「ディヴ」だから、筋骨隆々、攻撃的で強そうな雰囲気がある。犬でいえば「チワワ」ではなく「ドーベルマン」、ファミレスでいえば「サイゼリヤ」ではなく「びっくりドンキー」、化粧品メーカーでいえば「資生堂」ではなく「マンダム」である。おそらく、立派な髭を蓄えた大男が巨大な熊などを倒しながら生活している集落なのだろう。
「モル」は「盛る」に通じるから、モルディヴの住民はガツガツと大量のご飯を食べていると推測できる。日本でも、「盛岡」の住民は胃袋が満タンになるまでわんこそばを食べ続けており、非常に強い。盛岡くらいのモルディブさでも大量のわんこそばを平らげているのだから、モルディヴくらいモルディヴになってくると、生の熊肉一頭分を平らげていてもおかしくない。
このように、モルディヴは「モル」で「ディヴ」なわけである。では、その対極は何になるだろうか。チワワだろうか、サイゼリヤだろうか。私見だが、おそらくそれは菊川怜だ。菊川怜は、日本で最も非モルディヴ的な人物だと思う。菊川怜は「キクカワ」で「レイ」である。どうにも食が細そうだ。「ビビンバ」や「カツ丼」などは一切食べずに、「アクエリアス」「氷」「霧」だけを食べて生きていそうなイメージがある。
従って、菊川怜がモルディヴに行くとは到底考えられない。私の推理によれば、私が話した知人は、菊川怜とは異なる人物に違いない。