私に送ってもらった年賀状のうち、何枚かが私の元に届かずに差し戻されている。もちろん、住所は正しく記入されている。今のところ2枚届いて2枚差し戻されており、半々の割合だ。
差出人が郵便局に行って問い合わせてくれた。事情は以下のようである。
- 前提として、私は正月を実家で過ごす。私への年賀状には、基本的に実家の住所を書いて出してもらうようにしている。
- まず、私は2022年2月まで、コロナ禍をやり過ごすために実家に住んでいた。その際に、e転居を用いて転居の旨を日本郵便に知らせた。こうすると、東京の借家宛の郵便物が実家に転送されるようになる。
- そして、徐々に対面での活動が再開されてきたことを受け、同年の2月に東京に戻った。
- 転送設定には弊害も多い。例えば、Amazonで注文して東京の借家に届けるよう指定した荷物が、届いたり届かなかったりするようになった。配送会社がヤマト運輸の場合は借家に届くが、日本郵便の場合は転送設定に従って実家に届くのである。こうなると実家で受け取るか、両親に突き返してもらってキャンセル扱いにするかしかない。
- しかし、e転居では転送を止める設定をすることができない。調べたところ、e転居にe転居を重ねるしかないらしい。そこで、再びe転居を使用した。この結果、実家宛の郵便物が東京の借家に転送されるようになった。例えば、2023年正月の年賀状は全て東京の借家に届いていた。
- 転送期間は1年である。2023年の2月、e転居に基づく転送期間が終了した。しかし、だからといって「実家宛は実家に、借家宛は借家に」が実現されたわけではなかった。郵便局にとって、私の実家は「K. 汝水の父親と母親だけが住んでおり、K. 汝水は住んでいない家」という場所になってしまった。郵便局の住所録は変更されているが、転送期間は終了しているため、借家に届けることもできない。
- 仕分け人によっては、柔軟に解釈して実家宛の手紙を実家に配達してくれる。しかし、杓子定規な仕分け人の場合は、「K. 汝水が住んでいない家にK. 汝水宛の手紙を送ろうとしている」という扱いになり、差し戻される。どちらのタイプの人に当たるかは、確率で決まる。
- この状態を解消するためには、私が運転免許証などを持って郵便局に行き、問い合わせる必要があるという。
差出人の友人は、「K. 汝水の最寄りの何某郵便局は空いているので、そこで手続きをしてもらってください」と職員に案内されたらしい。さっき行ってみたら開いていなかった。嘘かよ。いい加減にしろ。正月三が日に空いているのは市内中心部の郵便局だけのようだ。遠い。私もそんなに暇ではない。
e転居のシステムはいくらなんでもひどい。せめて、転送期間終了時に「運転免許証などを持って郵便局に行くように」という案内を私に出してくれ。ヤマト運輸でこのような不便を味わったことはなく、日本郵便のお役所仕事が際立つ。前島密にはとっととなんとかしてほしいものだ。
[1月5日追記]
「実家宛は実家に、借家宛は借家に」の実現は、日本郵便の制度上不可能らしい。「困っているので、そういう意見があったことを上にお伝えください」と伝えたが、それすら断られた。日本郵便は顧客の要望を知りたくないのか?
実家に届けてもらいたければ、父母との連名にするよう頼めということだった。アホらし
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