4コマ漫画を描きました(*1)。こちらで読みにくい場合はTwitter版もあります。
To Be Continued...... (次回 1月1日 0時更新)
(*1)この漫画に関して、「薬物中毒者を笑い者にしており、差別的だ」「ただただつまらない。時間を無駄にした」「Aは「覚醒剤を買うのを今すぐやめろ!」などと強い言葉でCを責めているが、薬物中毒者に必要なのは粘り強い支援とケアであり、こうした説教は不適切だ」「作中で違法行為が度々描かれており、不道徳だ」などといった感想を抱かれるかもしれない。そこで、ここで漫画の意図を説明しておこう。
この漫画は、(結果として私の中の差別心が現れたものになっている可能性は当然あるが)差別を煽ることを意図して描いたものではない。ここでは、薬物は依存心や現実逃避の欲求の象徴である。これらは、薬物中毒者に限らず、大なり小なり誰もが持っているものだ。つまり、薬物中毒者が薬物を断ち切ることができたとしても、依存心や現実逃避の欲求は、人である限り一生付き合って行かなければならない。こうした人間の負の側面は、出来るだけ克服しようという努力も重要であるが、どうやっても完全には克服できないだろう。そうした困難に直面したときに大切なのは、自分が持つこういった欠点を認め受け入れた上で、それを笑い飛ばす姿勢なのではないだろうか。そしてこの姿勢によってこそ、人は欠点に溢れた自分を肯定して生きていくことが可能になるのではないだろうか。
こういった思想のもと、具体的な「人間の欠点」として「依存心や現実逃避の欲求」を取り上げ、それを薬物依存という題材を通して象徴的に描くことで、己の欠点の昇華を試みたのがこの漫画なのである。漫画の読解にあたっては、このような意図を汲み取って頂ければ幸いである。
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