2020年4月28日火曜日

"今日の朝"

目が覚めた。今日の朝、何度も寝たり起きたりしながら奇妙な夢を見たのを覚えている。忘れないうちに書き留めておきたい。

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家の近くに電波塔があった。家の近くにはついでに駄菓子屋もあった。私は駄菓子屋を物色し、枕カバーを買うことに決めた。枕カバーはプロフ帳の1ページのようになっていた:
名前(漢字)
なまえ
顔写真
キャッチコピー
私は駄菓子屋でペンを使ってそれに記入していった。キャッチコピーは「質実剛健」と「徳治主義」で迷い、結局「徳治主義」にした。顔写真はその場で撮られた。そうして私は選挙に出ることになった。顔写真は勝手に野獣先輩とのコラ画像に加工され、それがポスターとして街のあちこちに貼られてしまった。

なんだこの夢は。とりあえずメモしておかねば。えーっと.......。

朝が来た。私は高校に行かなくてはならない。私は高校3年生だ。なんだか頭がふらふらするが、少々無理をしてでも行く。今日は漢字の小テストと英語の課題と数学の課題となんやかんやを出さなければならない。何もできていないが、行きのバスの中で取り組むことにする。気付けば高校に着いて小テストが始まっていた。小テストの問題は次のようなものだった:
空欄に当てはまる語句を選べ。(        )
ア. オ
イ. カ
ウ. キ
頭がうまく働かず、どれが答えなのか分からない。私は「オ」と記入した。試験が終わった後で、友達に「オ」はそもそも選択肢になかったことを指摘されて笑われた。くっ、小テスト連続満点の記録はここで途絶えてしまったか。それにしても体調が悪い。今日は早退することにする。こんなことなら初めから学校に来なければよかった。駅から自宅まで頑張って自転車を漕いだ。私の街はあちこちにダイソーがあるダイソーだらけのダイソー街だ。なんだか断層崖のように言ってしまったが、ともかくパッと思いつくだけで駅からの帰り道には少なくとも3軒のダイソーがある。そのうちの一つ、図書館の近くのダイソーに寄ってアルコール温度計を一本買った。帰ったらこれで体温を測ろう。

そういえば明日は私の修論発表の日であった。今日は修論発表会の1日目だ。自分のスライドはまだ白紙だし、そもそも発表できるような成果は何もない。あと1日でなんとかしないと。私は焦りを覚えつつ、とりあえず午前中は雪下の発表を聞くことにした。質疑応答の時間で誰か老人が手を挙げたと思ったら、おもむろに自著の宣伝をし始めた。私はうんざりして家に帰った。
とりあえずプレゼン資料を作らなくては。そう思うが、どうにもこうにもやる気が出ない。私は現実逃避してネットサーフィンをし始めた。

あれっ?今何時?

私は広い草原にいた。草原には20人くらいの人が輪をなしてぐるぐるぐるぐる回っている。私もそこに加わった。ぐるぐるぐるぐるぐるぐる回る。回っているうちに段々人数が減っていく。それに伴って輪はちょっとずつ小さくなり、回転はちょっとずつ加速していく。これが角運動量保存の法則というものだ。私はついに全力疾走し始めた。それでも前方に追いつかない。前の人との距離がどんどんどんどん開いていく。輪を作っているので私のせいで渋滞ができる。私はすっかり疲れてしまった。

選挙活動の一環として、女装対決(*1)をすることになった。相手は桝太一さんだ。そう、Zipでポンで有名な、かの桝太一アナである。高校の教室に行って着替えをしていたら、普通に女子が入ってきた。教室だと思っていた場所は、実は女子更衣室だったのだ。私は慌てて目を背け、体を液状化させて鍵穴を通り脱出した。そのとき小耳に挟んだ話によると、その女子のある友人は日本人の「花子」を自称しているのだが、それは偽名で、本名は「アシュリー」のハワイ人だということだった。
ともかく、私は外に出ることに成功した。夜空には満月が浮かんでいた。見惚れるような、澄んだ美しい星空だった。

明日は修論発表会だ。スライドはまだ白紙だ。いったん眠って、明日の朝から作り始めることにしよう。
そう思っていると、突然みりあから連絡が来た。東京に来たから泊めてくれという。私は、明日は修論発表会だからと言って断った。

忘れないうちに、ツイート......しておかないと......

気付くとみりあが家にいた。私は、「そうそう、今日の朝、質疑応答の時間に誰かが自分の本の宣伝をし始めたって出来事があって」と話し始めた。ふと、私の意識に「夢での出来事を書き留めておかなくては」という思いが上った。私は、「あれ、でもこれって夢の中の話なんやろか。それとも本当にあったことなんやろか」と言った。だが、修論発表会を明日に控え、自分が追い詰められているという状況は、なんだか現実のように思えてならない。私は言った。
「いや、これは現実やな。うん、本当にあった。ホンマホンマ」
みりあは一言、「草」とだけ答えた。
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私はついに目を覚ました。一瞬、何が現実で何が夢での出来事か分からなかったが、結局ほとんど全部が夢であったと結論づけた。私はTwitterアプリを起動し、夢での出来事を呟こうとしたが、すぐに到底140字には収まらないことを理解した。私はノートPCを開き、新しいブログの記事を書き始めたのであった。

(*1)寝る前にFF7をプレイしていたのが原因と思われる。

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