私は一人暮らしをしているが、自炊中心で野菜を多く取り入れた食生活を送っている。その結果、私のSNSを見た人などに「健康的な食事をしているね」と言われることがしばしばある。しかし、これは誤解であり、その実態は極めて不健康なものと言わざるを得ない。事実、私は自らの食生活の結果、非常に頻繁に体調を崩しているのだ(*1)。そこで本稿では、読者への注意喚起も兼ねて、その原因となる食事と、それにより引き起こされる症状について解説したい。
(1)卯の花
卯の花は私の食卓に並ぶ代表的なメニューの一つで(*2)、よく豆腐屋で買った生のおからをだし汁で炊いて食べている。ところが、おから一袋の量が優に四、五人前はできるほど多いのに加えて、卯の花自体が美味しい料理であるために、つい食べすぎてしまう。そうすると、おからは食物繊維が豊富であるため、お腹がゆるくなるのだ。
こうして私は腹痛や下痢になっている。それでも卯の花をやめるのは難しい。
(2)牛乳寒天
熱湯に寒天の粉を溶かし、温めた牛乳とオリゴ糖シロップ(または砂糖)を加え、タッパーに移して冷蔵庫で冷やし固めると牛乳寒天が出来上がる。優しい味わいの中に清涼感が感じられる、暑い季節にはぴったりのおやつである。ところが、寒天の粉一袋で500 mL分のそこそこ多い牛乳寒天が出来上がるのに加えて、牛乳寒天自体がつるんとしていて食べやすいために、つい食べすぎてしまう。そうすると、牛乳の乳糖(*3)と寒天の食物繊維が合わさって、お腹がゆるくなるのだ。
こうして私は腹痛や下痢になっている。それでも牛乳寒天をやめるのは難しい。
(3)ガム
私は、XYLISH HYPER COOL (ミント味の黒いキシリトールガム)をほぼいつも大学に持って行って、ほぼ毎日食べている。これは、元々はその強い味で刺激を与え眠気を覚ます目的で食べていたのだが、何十箱も食べているうちにすっかり慣れて眠気覚ましの効果はあまり得られなくなってしまった。それでも、ガムを食べないと落ち着かなくなったり集中力が低下したりする禁断症状が現れるため、つい食べすぎてしまう。そうすると、キシリトールの効果でお腹がゆるくなるのだ。ガムの場合、1週間あたり50 gくらいのペースで食べていた頃はお腹どころか顎の調子まで悪くなっていた。そのため、今ではガム欲求の一部をミントタブレット(フリスクなど)で満たすようにしている(*4)が、お腹がゆるくなるのはミントタブレットでも同様である。
こうして私は腹痛や下痢になっている。それでもガムをやめるのは難しい。
そもそも、確かに私は野菜を多く食べていると思うが、これは好きで食べているという面が強く、健康のことはあまり意識していないのであった。振り返ってみれば、小学生の頃から人参の摂りすぎで肌がやたらと黄色くなる(*5)ような子供であった(*6)。私はあの頃から何も変わっていない。
読者諸賢におかれては、私を反面教師としていただいて、バランスの取れた真に健康的な食生活を送られるよう心がけてほしい。
(*1) 今もお腹が痛い。
(*2) 私は卯の花が好きである。高校の文化祭のクラス屋台で何を売ろうかという話し合いの際に卯の花を提案したこともあるのだが、速やかに却下された。
(*3) 私は牛乳も好きで毎週1.5 Lほど飲んでいるが、特に乳糖に強いわけではない。
(*4) ただし、はじめは単なるガムの代わりだったタブレットだが、今ではそれ以上の意味がある。こちらの方が味が強いため、刺激を得るのには優れている。
(*5) 柑皮症と呼ばれる。
(*6) そういえば、祖父もヨーグルトの食べすぎでお腹を壊していた。そういう家系なのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿