- 入浴しながら「入浴時間が長いクジラ、フロナガスクジラ」と考えていたが、ツイート検索してみたらたくさんヒットしたので今日はもうダメだと悟った
- プリクラにキラキラのペンで「がんばれSEO対策」と書き込む夢を見た
- 高校のときの友達と人狼をやっていたら「ナチュラル狂人」というあだ名がついてしまった
- 去年みりあに「喪中やから年賀状ださんといて」と言われて、「誰の?」って聞いたら「僕。僕が社会的に死んだから僕喪中やねん」と言われた。頭おかしい
- 人間って世界中にいるし多分すぐ絶滅すると思うから示準化石として便利そう
- 小学生だった頃、父がカラオケで歌うのを人生でただ一度だけ聴いたことがあって、そのとき父が歌った曲がスティーヴィー・ワンダーの「I Just Called to Say I Love You」だった
- 自分が持っている男性という性をイマイチだと感じることも時々あるが、じゃあ女性に生まれていればよかったのかと考えるとそんなことは全くなく、俺は性別云々ではなく自分の存在それ自体が不満だったのだという結論に落ち着く
- 秘密のケンミンSHOWに出演した細木和子が滋賀県民に「あなた、死ぬわよ」と言った瞬間、琵琶湖の水位が上昇して滋賀県が完全に水没した、という夢を見た
- 存在!イカ娘
- フッ......如才ねー女
- 先ほど俺が眠って得た夢のお告げによると、恋をしているときは特殊な栄養素が不足しがちになっており、セミの抜け殻を積極的に食べるようにするとよいらしい
- 市販のフレグランスを複数使って女の子の部屋の匂いを作ろうとしたが、女の子の部屋に行ったことがないので着地すべき点が分からず迷走している
- 何が出るかな♪何が出るかな♪
「囚人のジレンマ」
囚ジレ〜 - 東大で過ごす毎日は、恋に勉強に大忙し!さあ、明日は何が起きるのかな〜♪
- 東大生は勉強ができない人の気持ちが分からないという話があるが、M2まで来てもう嫌というほど分かった それは分かったけど何も分からん たすけてくれ
- 「何となくそれっぽいけどよくよく考えると全然中身のないことを言う」というボケを今までよくやってきたのですが、小泉進次郎と芸風が被っていて俺より小泉進次郎の方が面白いのマジでめちゃめちゃ悔しいです
- かけうどんに乗せるべきはショウガ焼きかカニクリームコロッケか激論を交わす夢を見た
- 恋をするのに資格は要らない
- 「スマブラでMr.ゲーム&ウォッチ使ってそう」も「粉石鹸で服洗ってそう」も当たっていて実際本当にその通りなのだが、それはそれとして周りの俺へのイメージは一体どうなっているのかという問題がある
- 夢の中でディズニーランドに行ってきたのだが、ディズニーランドに行ったことがないせいで完全に赤穂海浜公園だった
- 「いちいちビデオオンにしなくていいよ。恋人かよ」って言われたの、もしかして「私たち付き合ってなかったの?私とは遊びだったってコト?」とBLボケをしろっていう前フリだったのかな
- 男が女よりも余計に多く生まれるようになっている時点で神が人間の愛についてどう考えているのかよく分かる
- この恋の方程式……
俺が解いてみせる - 俺「俺一回湿原で失言してみたいんよね。展望台の「釧路湿原」っていう看板を写真に撮って、「女性は産む機械」という言葉と一緒にツイートするとか」
俺の話を聞いていた人「お前みたいな全方位に失礼な奴はヒグマに食われてしまえ」 - 頭からPKサンダーを出せるようになって自宅から大学まで突進しながら通学したい
- 陰キャ製造罪で両親が逮捕
- 私「医師免許取ったら実家の病院継ぐん?」
友達「継がないかな」
私「あー、もう客来ないか」
友達「客っていっちゃいけないんだけど」
私「金づる?」
友達「患者さんだよ」 - 女の子と背中をぴったりとくっつけ合うようにして座り、その女の子に恋をする夢を見た
- 高2の文化祭の劇では秀才との呼び声高かった俺がガリレオ役をやってウケたのだが、あれで東大落ちていたらかなりダサかったので受かって良かった
- 「救済」とだけ書いてサンタさんに手紙出す
- 「ホームで電車を待っているが、遅延していてなかなか来ない。やっと来た電車は、外は血まみれで何らかのぶよぶよした肉塊が付着している。中は死体だらけで、何人かが出してくれとドアを叩いている。ドアは開かない。私はそれを眺めていた」という夢を見た
- 「「み」で始まる絶対に必要なものといえば?」に「水」という回答が上がる中「ミトコンドリア」という正解が出たの非常に美しかった
- B1の頃、五月祭の時代錯誤社の屋台に「人生相談」と書かれた紙が吊ってあったので行ってみたら、パイプ椅子を持って出てきた社員さんに「留年したんですけどどうしたらいいですかね……」と言われ、「こっちが相談に乗る側かい!」と心の中でツッコみながら話を聞いたという思い出がある
- プロポーズするときのために小学生の頃から「一生のお願い」を一度も使うことなくとっておいている
- 免許の更新の際に「事故を起こすとあなたの家族にも苦労をかけますよ」みたいなビデオを見た覚えがあるのだが、家族といえど他人の失敗の責を負わねばならないのはむしろ現行制度の問題点として捉えられるべきもので、そのことについて無批判なまま「教育」しようとするのは違うんじゃないかと思った
- ファーストキスがまだなので、キスの感触を想像するとき脳内データベースに足りない要素は全部明治メルティーキッスを食べたときの感じで補っている
- ワクチンの副反応で衰弱するあまり本治垂迹説になってしまった
- 「おいおい!「鼎の軽重を問う」かよ!」ってツッコんでみたいから、誰か俺のそばで「かなえ」という名前の人に体重を尋ねてほしい
- 「普段のツイートから筋力が弱そう、殴れば勝てそうと思われていたらしいので元柔道部らしいツイートを心がけようと思います」の7分後に呟いた次のツイートが「野に咲く花になりたい」なの、才能ゼロと言わざるを得ない
- 地震が来て慌てて携帯片手に机の下に潜り込んだけど、普段の言動に反してめちゃめちゃ生に執着しているように思えて自分の咄嗟の行動が見苦しかった
- 部屋が汚すぎてもし姑が来たらクイックルワイパーで俺をぶん殴ってくると思う
- 伊井野ミコには高校卒業後フェミニストになっていてほしい
- あの世ではスギ花粉飛んでないしあの世行きたいなと思っていたけど、北海道も花粉ないらしいからあの世の代わりに札幌でいっか
- もう、先輩の馬鹿!資本主義の犬!米帝の手先!反動分子!!もう知らない!(火炎瓶を投げつける
- 脳を培養している巨大な水槽に向かって「だってよ……シャンクス 脳以外全部が!」って言っている幼ルフィ描きたいけどそれどころではない
- かつて学部生のころ学食で好きな料理を選んで席についたら友達に「明治時代の農村の食事」って言われた
- 死にたいと思うのは生きたくても生きられない人に対して失礼
↑大変な失礼を働いたこの罪、死をもって償います - 君と一緒なら、どこへだって行けるさ
- 俺の部屋はかなり汚い(不衛生という意味ではなく、俺とかいう社会のゴミがいつもいるという意味)
- かつて一人暮らししたことないまま結婚したという人に「一人暮らしのメリットって何?」と聞かれたことがあったけど、それを疑問に感じる人には多分メリットないだろうなと思った
2021年12月31日金曜日
ツイイト・セレクション2021
2021年12月29日水曜日
最期の言葉
おく「うん」
私「『毒盛られた......読モに。』」
私「死の間際に言うギャグを何にするか、俺も考えた。俺はこれで行こうと思う」
私「老衰で病院に運び込まれ、心電図をつけられて、いよいよ臨終ってとき。一言『毒盛られた......読モに』と言って、ツー......ツー......ツー......。これが死に方としては一番かな」
おく「あー。でもこれって誰か看取る人がいないとできないよね」
私「それはまあ......最低限医者とかおるやろ」
私「それかスマホのボイスレコーダーつけっぱにして録音しとこうかな」
おく「ヤバコイツ」
私「あるいはニコ生で死亡配信するのもいいかもしれない」
おく「それやって、死んだと思ってから医師の心肺蘇生で生き返ったら......ヤバい」
私「......ゾッとしたわ、今」
2021年12月20日月曜日
リレー小説をAIと執筆!「圧縮済玄米」編
リレー小説をAIと執筆!「現在の温度は変換器」
以下、同様のルールで書いた小説「圧縮済玄米」を掲載する。今回は[1]を北が、[3]を私が担当した。
2021年12月19日日曜日
リレー小説をAIと執筆!「現在の温度は変換器」編
2021年12月14日火曜日
後輩を泊める
(*1)天文。より正確には、自然科学部天文班。
2021年11月8日月曜日
道徳の教材を読んで考えよう!
「エモいね〜。いい話やった。三人の友情に重なる夏の大三角。エモい」
「でも「違うんだよ、健司。お節介なんかじゃないよ。なあ、そう思うだろう」ってちょっと言わせてるよね」
「確かに。この流れで「いや、お節介だ」なんて言いようがない」
「俺はやっぱ、「おい。耕平を誘ってG町に行かないか。盆踊りがすごいんだぜ」ってセリフが気になるなあ。「盆踊りがすごいんだぜ」って。男子中学生が同級生の友達を誘うセリフがこれ。こんな誘い方ある?」
「G町の盆踊り一回見てみたい」
「見てみたいね」
「BTSかも」
「めっちゃ激しくて」
「それをお年寄りが踊っとるんやから絶対面白いし見に行くしかない」
「でも、そうすると「いや、僕は......、無理だ」の意味が変わってくるな」
「体力的に無理ってこと!?」
「部活休んで授業中も居眠りするほど疲れているのも、踊りの練習をしていたから」
「あ、これそういう話やったんやな」
「でもこれで三人の友情が深まって、次からは自転車も丁寧に停めるようになることでしょう」
「うーん。みんなで話し合うと、一つの話でもいろんな側面が見えてくるなあ。いい道徳の勉強になった」
2021年11月7日日曜日
明朗快活
土曜日の夜、私はふと「明朗快活になりたい」と思って、Twitterで「明朗快活になりたい」と呟いた。しかしよくよく考えてみると、この「明朗快活」という言葉自体あまり明朗で快活という感じがしない。本当に明朗かつ快活な人が「明朗快活」という言葉を使うだろうか。私が明朗快活な人の具体例を考えて最初に思いついたのはごちうさのココアだったが、ココアが「明朗快活」という言葉を発するシーンは見たことがない。おそらく今後も発さないだろう。そうすると、こうして「明朗快活」という言葉を発してしまった時点で、私は明朗快活になることができない、明朗快活人になる権利を失った、ということになるのではないか。これは困ったことだ。
2021年10月1日金曜日
2021年9月24日金曜日
カレーを作るとき鍋底焦げ付きがち問題
「今一人暮らしだよね。自炊してるの?」
「そうですね。時々」
私「何作るん?」
「カレーが多いですね。一回にまとめてたくさん作れますから」
「底のない鍋で作ればいいんじゃないの」
私「無限に落ちながら作るってことですか?」
「無限に落ちることはできないから、落ちるまでに完成させる」
「地球の周回軌道上でカレーを作ればいいのでは」
私「ある意味無限に落ちていることになる」
「カレーを強い磁力で浮かせてマイクロ波で加熱するという手が」
「カレーって磁力で浮くの?」
「水が弱い反磁性を持ってますから、超伝導磁石を作って非常に強い磁場を加えれば浮きますね」
「てことはカレーに鉄粉を入れる必要はないんだ」
「そこは磁場を十分強くしてカレーと超伝導体の間隔をあければ......」
「カレーの焦げだけで鍋を作るのは?」
私「あ、それはすごい!」
「高級店とかでさ、チーズの中で絡めて作るパスタあるじゃん。あんな感じでチーズカレーを作ればいい」
私「柔らかくなったもちがコンロにくっついてべたべたになりますよ」
「吊るせばいいよ。上から」
「具材だけを詰め込んだカレーパンのたねを作って、カレーパンを揚げる工程で中のカレーを完成させる」
「それは面白いな。まあパンは真っ黒になって食べられないだろうけど」
「レトルトカレーを食べた後の袋あるじゃん。洗って乾かした袋に具材を入れて、鍋に立たせて湯煎でカレーを作るっていうのはどうかな」
私「それだ!解決しました。皆様ありがとうございました」
2021年9月22日水曜日
都会と自意識
- アパレルショップ
- テーマパーク
- バー
ちなみに私の年齢は25歳です。どうかよろしくお願いします。
さて、テーマパークも恐ろしい場所だ。広告から読み取れる情報によれば、テーマパークは楽しげな雰囲気で満ちた場所のようだ。園内には固定された表情の着ぐるみが歩き回っており、行き届いた掃除によってゴミ一つないらしい。こうして要素を並べ立ててみると、どうも思想統制の進んだディストピアの一種ではないかという気がしてくる。私のような根暗な人間が足を踏み入れたが最後、陰気なオーラをばら撒くなと石を投げられ排斥されるのではないだろうか。最悪歩くゴミとして焼却処分される末路も有り得る。「テーマパークに来たみたいだぜ テンション上がるなぁ〜」という有名なネットミームがあるが、テーマパークに来てテンションが上がる人の気が知れない。
これらの場所に関して、「ブログのネタとして面白そうだから行って記事書いて来てよ」といったことも言われた。とんでもない。放送事故を通り越して動物虐待である。
2021年9月21日火曜日
放送禁止用語
私と同じ高校出身で、私と同様に東大に来た後輩がいる。
後輩「前高校に行ったとき、生徒の前で何か話せって橘先生に言われたんですよ」
私「へー。俺も卒業してから高校何回か行ったけど、そんなん言われたことないわ。俺だって東大生やのに」
後輩「教室の前に立たされて、「何でもいいから話せ」って。普通に東大の勉強の話をしました」
私「何でもええの?放送禁止用語とか言ってもええんかな」
後輩「そんなんだから(生徒の前で話せと)言われないんじゃないですか」
飲食店の中で「ウンチ」だの「オシッコ」だの言わずに、「放送禁止用語」という言葉をチョイスしたところは我ながら偉いと思う。
2021年9月5日日曜日
夢の中の遊園地
昨日、夢の中で4,5人の友達と一緒に遊園地に行った。
観覧車に乗ると、だんだん観覧車全体が傾いて水平にぐるぐるぐるぐる回り始めた。観覧車から降りて次のアトラクションに行こうとしたが、私だけ出口を間違えてしまい、スタッフの老婆が仕組んだトラップによって左腕をレーザーで焼かれてしまった。そして、その左腕の傷が膨らんで、あれよあれよと言っているうちに、たちまち原子力発電所が建ってしまった。敦賀原発だった。私は普段から原発の電気を使っているし、原発の安価な電気で産業が振興されることによる間接的なメリットも受けている。だから、直ちに原発をゼロにせよとは、私は正直言えない。けれども、自分の腕に原子力発電所があるのはやっぱり嫌だ。常日頃原発の恩恵を享受しておいていざ自分の身近なところに原発が建ったらこの態度かと思われるかもしれないが、流石に嫌だ。根本的に邪魔だし、放射性廃棄物の処理の仕方も分からない。
こういったことを老婆に伝えたところ、日光を浴びれば自然に消滅するだろうと言われた。そこで私はアトラクションめぐりから離脱して日向ぼっこを始めた。
少しだけ縮んだものの、敦賀原発はなかなか消滅しそうにない。これからどうしようと悩んでいると、目が覚めた。ワクチンの副反応で微熱が出ていた。
2021年8月4日水曜日
政治の失敗は国民の失敗である
東京オリンピック開催の裏側で、新型コロナウイルスの感染が拡大している。政府が矛盾したメッセージを発し続けた結果、緊急事態宣言の効果は限定的なものに留まっている。今夏にオリンピックを開催すること自体には賛否両論あったものの、少なくとも今の日本政府にとってオリンピックの開催と市中での感染拡大防止の両立が無謀だったことに関してはほとんど異論がないだろう。
今秋までには衆院選が実施される。我々国民は、自公政権を選択し続けることの意味を今一度問い直さねばならない。もちろん、政権交代を起こせば全ては解決するなどと言うつもりはない。私が言いたいのは、何々党に投票しろだとか、誰それを応援しろだとか、そういった単純な話ではない。
積極的に投票したい相手がいない、といった意見をしばしば耳にする。自民党は自民党で問題を感じる一方で、野党は野党で弱くて頼りない。そこでとりあえずで自民党に入れておくわけだ。
私は、これはこれで理解できる意見だと思う。現在の野党が多くの問題を抱えていることは私も同意するところである。しかし、これで終わってよいのだろうか。そもそも、どこにも積極的に投票したいと思えないこの状況が異常ではないか。日本の人口が1億人以上あって、賢い政策を実行できる能力を持った人が一人もいないとは思えない。要するに、賢人は政治家になろうとしない、なったとしても大して評価されない、という現状がある。賢人にとって政治家が魅力的な仕事ではなくなっているのだ。
日本は国民主権の国であるから、いわば国民が国会議員の上司としての役割を担っている。政治の失敗は、政治家の失敗である以前に国民の失敗である。国民が政治家を選び、評価するのに失敗したから政治の失敗が起こるのだ。政府の失敗を目にしている今の我々は、政府を批判するのと同時に自分自身をも批判する必要があるはずだ。
選挙で何党に投票するのかという個々人の選択結果自体は、実はさして重要ではない。むしろ重要なのは、政治に関する情報を集め、吟味し、投票先を考えるというプロセスの部分だ。政治家を評価できるのは有権者だけだ。政治家によりふさわしい人物を政治の場に惹きつけ、彼ら彼女らになるべく正当な評価と報酬を与えるために投票するのだ。投票したい人がいない、で済ませてしまうのは思考停止ではないか。
政治の失敗は、単に政治家の失敗として人ごとのように片付けてよい問題ではない。国民は、政治の失敗を自らの問題として捉えるべきだ。政治家は選挙で選ばれるだけの存在であり、言ってみれば所詮国民の傀儡に過ぎない。日本の政治の問題は日本国民が解決する以外に手立てがない。
現在、政治参画に関する主体性の欠如が世間にうっすらと広がっているように感じられる。文書主義の軽視や国会の軽視といった国政の風潮、そしてそれを容認するかのような世論の反応を見ていると、この主体性の欠如が民主主義を根元から蝕み、やがては形骸化させていくのではないかと憂慮してならない。
2021年7月20日火曜日
東大生に男子が多いのはオシッコが原因かもしれない
昨夜、ふと思った。
東大生に男子が多いのはオシッコが原因かもしれない。
東大生の女性比率はおよそ2割だ。日本最難関とされる大学の学生の男女比がこのように偏っていることは大きな問題であるとされ、その是正に向けて女子学生向けの家賃補助や女子高校生向けの説明会など様々な施策が行われている。しかし、果たしてこれで十分なのだろうか?
現在、東大生の偏った男女比は家族が娘の社会進出を好まないなどの社会的要因によるものだと説明されることが多い。だが、この現象は社会的な要因が全てだとは考えにくい。男女の身体の構造的な違いも多分に影響しているはずだ。そうした違いの代表的な例がオシッコである。男性は女性と比べてより長い尿道を持つために、オシッコをより多く、より長く溜めることができる。東大生の男女比の問題を考えるにあたって、この事実を無視することはできないのではないか。
オシッコを溜める能力の高さは試験にあたって有利に働く。東大の入試問題は、言うまでもなく難しい。一問一問の難しさもさることながら、時間に対して問題量が多く、高い処理能力が要求される。受験生にとって解答時間は1分1秒でも惜しいものだが、東大の場合特にそれが顕著だ。東大受験生は試験中にトイレに行くための時間を持たない。
東大が課す難問は、受験生に対して多大な精神的負荷を与える。緊張するとオシッコをしたくなるのは誰もが経験的に知ることだ。受験生は究極の選択を迫られる。
オシッコをするか、しないかだ。
とはいえ、本当に試験中に席を立ってオシッコに行く人は少ない。恐らくみりあくらいのものだ。私の計算によれば、受験生の9割は試験中にオシッコを我慢している。しかし、オモラシの瀬戸際に立つ人間に、数学の難問が解けるだろうか?解けないに決まっている。膀胱も頭もオシッコでいっぱいの人が知性を有するわけがない。これは、胃袋を食べ物で満たすと頭の回転が鈍くなるのとほぼ同じ原理のことである。
この理論的考察を検証するためには、次のような実験をすればよい。高校生の集団を3つのグループにわける。それぞれA, B, Cとしよう。Aグループの生徒には普段通りに試験を解いてもらう。Bグループの生徒には一人一枚オムツを与え、「いつでもオシッコを漏らしてよい」と伝えた上で試験を解いてもらう。最後のCグループの生徒に関しては、パンツをカバンにしまってパンツを履かずに試験を解くようにしてもらう。このようにして同一内容の試験を解かせ、各グループ上位10%の生徒について点数に性差があるかを比較する。
ノーパンで試験に臨む人間が賢いとは到底思えないので、おそらくCグループの得点が一番低くなるだろう。だが、Cグループは実験に特に関係がないのでおいておく。問題はAとBの結果だ。もしBがAより高得点であり、かつ男女の得点差も縮まっていれば、私の説は正しいと立証されたことになる。
以上に述べたように、オシッコを溜める能力と入試の得点には深い関係があると予想される。点数の差は尿道の差だ。尿道は長いに越したことはない。長いものには巻かれろである。長芋にはまぐろである。一方で、オシッコをあまり溜めていると膀胱炎になるともいう。膀胱炎といえば、膀胱炎と等高線と孟浩然は語感が似ている。つまり、ゆめゆめミミズにオシッコをかけてはならないということだ。ミミズは漢字で蚯蚓と書く。虫に丘、虫に引でミミズである。ミミズは虫の世界のおかっぴきなのだろうか。おかっぴきがいた江戸時代では、オシッコは集められて肥料として役立てられていたそうだ。
オシッコも奥が深い。
2021年7月10日土曜日
忙しさ
今月6日に修士論文の審査会があった。自分の限界近くまで頑張って準備したため、終わった後は数日抜け殻のような状態になっていた。しかし、修論の内容を進展させて雑誌に論文を投稿するためにはやらねばならないことが山積しており、いつまでもぼんやりしているわけにはいかない。忙しさが少し緩和されるだけで、結局忙しいことに変わりはない。
しかし、一体どうして私はこんなに忙しいのだろうか。何回留年してもいいのならこんなに忙しくはなかったわけで、忙しいのは留年を回避したかったためということになる。留年すると学費も余計にかかる上、奨学金も打ち切られて一気に生活が苦しくなるのだ。就職活動にも響くだろう。まとめると、私が忙しいのは金銭的問題、つまり資本主義のせいということになる。
一応現在の日本には生活保護という制度があるが、実際の運用としては働く気がなくても生活していけるようにはなっていない。働かないとお金が足りなくなる。お金が足りなくなると何に困るかというと、第一は衣食住だ。こうして資本主義は衣食住を人質に取り、我々を労働へと向かわせる。ここで私が思うのが、こんなに皆が皆働く必要はあるのだろうか、資本主義は我々を労働させて一体どこへ向かおうとしているのか、ということである。
***
学部一年生の頃、微生物学の授業で寒天培地を使った微生物の培養について学んだ。微生物の数が少なく、コロニーに対して培地全体が十分に広い間は、微生物は指数的に増殖する。だが、この爆発的増殖はいつまでも続くわけではない。培地の広さや栄養の量には限界があり、コロニーの拡大はやがて止まる。
思うに、地球の人口もこのような力学で決まっているのだろう。すなわち、地球上にある住みやすい平地の広さや地球上で得られる食料の量には限界があり、その限界が地球の人口を決めている。いくら第二次産業や第三次産業が発達したとしても、人類には第一次産業の原理的限界という制約がある。そして、人類はこの制約の限界まで増え、今や地球を覆い尽くしている。
例えば、ハーバー=ボッシュ法の発明は農作物の収量の劇的な増大を実現し、人口の拡大をもたらした。このことは、人類の叡智の成果として誇らしげに語られる。しかし、この人口の拡大は本当に喜んでいいことだったのだろうか。食料が増えたなら、そうして増えた分だけ人口が増える。人口が増えれば、最初のうちは田畑を拡大して更に食料を増やせるかもしれない。ところが、人口が増えたからといって食料も線形に増えるわけではない。新しく開墾した土地は、以前からあった田畑よりもきっと条件が悪いはずだからだ。やがて食料の増加は人口の増加に追いつかなくなり、飢える人が出始める。人口の増加はこうして止まる。
限界まで産業が発展することは、資本主義の思し召しには叶うことだ。だが、それは人類を必ずしも幸福へと導かないだろう。少なくとも私は、飢えるような人を出してはいけない、そんな人を出すくらいなら初めからその人を産むべきではなかった、と考える。言い換えれば、農作物が増えても人口を増やさず、増えた農作物を皆で分け合って暮らすことができたなら、一人一人はもっと豊かに、そして幸福になれたのではないか、ということだ。
人口と産業規模が拡大することによるスケールメリットは存在し、それによって生まれた豊かさというものも勿論ある。社会がごく自然にスケールメリットを享受できるよう導く点が資本主義の利点だと言ってもいいだろう。しかし、資本主義が競争原理を通じて個々のプレイヤーに最適化を促す裏側で、人類に地球という制約が存在することは無視されてきた。昔話の老夫婦が柴刈りや洗濯をする程度の自然利用であれば、いくら自然を利用しても自然が回復してくれただろう。だが、人類の活動の規模が大きくなればなるほど、自然が自分を修復してくれるという仮定は成り立たなくなる。自分達の活動は地球全体で見れば微々たるものであり、資本主義の外側の世界からはいくらでも搾取できるはずだという誤った外挿が、公害を生み、環境問題を生み、動植物を絶滅ないし絶滅の危機へと追いやった。産業に使う資源は足りなくなり、限られた資源を巡って人類は戦争を繰り返した。
果たしてこれでよかったのだろうか。人類にはもっと別の道があったのではないか。
***
私は、資本主義がある意味で自然なシステムであることも、こうして根付いたシステムを捨てるのは難しいということも十分承知しているつもりだ。それに、共産主義に移行すれば万事解決というものでもない。私は、資本主義を今すぐやめろとまでは主張できない。私がここで主張したいのは、人類は資本主義の限界をせめて自覚すべきだということ、そして私に非課税の5億円を給付することで私の生活を保障し、私を忙しさから解放すべきだということ、この2点である。
2021年7月8日木曜日
量理
私「そうやね。僕のインスタ見てみる?僕のおばあちゃんが職場で見せ回っているせいでおばあちゃんの職場で局所的に有名になっている、僕のインスタ」
A「意外と美味しそう。この前ハンバーグがボロボロになっていたってツイートしてたから、もっとひどいのかと」
私「あー、あの豆腐ハンバーグに豆腐入れすぎたせいで崩壊して鶏そぼろみたいになったやつ」
A「分量量らないんですか?」
私「量らんなあ。カンで材料入れてる。分量量るのってめんどくさくない?分量なんて量りたくないわ」
A「めんどくさいですけど、そこを含めて料理ですよ。料理の半分は計量です」
私「なるほど!リョウリって漢字で書くと半分は「リョウ」やもんな。リョウリって材料の料にことわりと書いて"料理"じゃなくて、本当は分量の量にことわりと書いて"量理"なんやね!深いな......」
2021年6月12日土曜日
老爺とも老婆ともつかぬ人
街に出ると、ジジイなのかババアなのかよくわからない人に遭遇することがある。一方で、オッサンなのかオバサンなのかよくわからない人に遭遇したことは、私の経験上未だない。この観察事実は、一定数の人間は歳を重ねるに従って性別の境界が不分明になることを示唆している。
ところで、性別の境界が不分明なのは何もジジババに限ったことではない。第二次性徴を迎える前のガキどももまたそうである。更に言えば、妊娠数ヶ月目までの胎児には外性器がなく、超音波検査をもってしても胎児の性別を知ることができない。
プラトンの著作「饗宴」には、次のような主張をする詩人アリストパネスが登場する。曰く、男が女を、女が男を求めるのは元々一つの体だったからだと。我々は元々男女両性を兼ねた存在(アンドロギュノス)であり、失った半身を今も探し求めている、そしてそれが愛なのだと(*1)。
人は完全体・アンドロギュノスから出発した。思春期によって「不完全」な存在にさせられた我々は、しかし、死に接近するにつれて次第に完全体へと還っていく。それは、死とは肉体を世界に還す儀式だからだ。
人生とはウロボロスの蛇のようなものである。街で見かけた老爺とも老婆ともつかぬ人が、そう私に教えてくれた。
(*1)なお、アリストパネスは、男+女の組み合わせだけでなく男+男や女+女の組み合わせで一つの体だったこともあると言っている。ちゃんとポリティカルコレクトネスに対応している。
2021年6月1日火曜日
短歌3首
短歌を3首作った。
- 糖質が気になる方におすすめです 春雨スープと「方法序説」
- 「静粛に」議長がいくら叫んでも 喘ぎをやめない洗濯機たち
議長は機械オンチなのでスイッチを切ると言う概念を知りません。議会の秩序を保とうと叫びますが、その必死の叫びは虚空へと消えてしまいました。
- 遺伝子を組み換えながらやってきた 長いおひげのサンタクロース
2021年5月9日日曜日
4次元と床屋
「このスカートを見てください。傘の骨が折れたから、傘をスカートにしたんです」
黒いスカートを履いた女性が、私にそう話しかけた。女性は私のTwitterのフォロワーのなにがしを名乗った。そのとき私は喫茶店にいた。テーブルの上にアイスコーヒーがあった。
「これ、ワンタッチ傘なんです。このボタンを押すとスカートが開きます。ほら」
女性はベルトのボタンを押したが、何かが変わったようには見えない。怪訝な顔をする私に対して、女性は説明を続けた。
「開く向きは、4次元目の方向ですからね。あなたがいる3次元空間ではありません。これは4次元の傘、4次元のスカートなんですよ」
私は、初対面なのにずいぶん変なことを言う人だな、と思った。
「おじいさん、最近散髪に行かへんのよ。もう2ヶ月は行ってへん」
祖母が、私にそう話しかけた。そのとき私は祖父母の家にいた。テーブルの上に餃子の王将のオードブルがあった。
「おじいさんハゲてるし、別に散髪行く必要ないんちゃうん」
私がそう答えると、祖母は言った。
「それがな、おじいさん床屋じゃないと体操もせえへんし、着替えもせえへんねん」
「えっ!?2ヶ月も着替えてへんの?それは散髪行かなあかんわ。ちょっとおじいさんとこ行って説得してくる」
祖父の部屋に行ってみると、祖父は眠っていた。私は、起こすのも忍びないな、と思った。
ここで目が覚めた。私は昨日夕方5時半に入眠し、夜の3時半に起きたのだが、朝の10時半頃に眠くなってまた寝てしまったのだった。
フォロワーの人にせよ祖父にせよ、本当に変な奴だと思ったが、全部夢だったのか。私は、勝手に奇人にしてしまって申し訳ないな、と思った。変なのは私の脳だった。
2021年3月28日日曜日
オゾン
Y君と店に行った。
Y「あの窓のところ見てよ。「オゾン濃度が下がりますので触らないでください」やって」
私「なんか空間除菌しているらしいな。オゾンを出す機械があるんやろ。ホンマに出とったら有毒やと思うけど、まあ出てへんのちゃうか」
Y「張り紙するんはええけどオゾン出すのはやめてほしいな。張り紙だけしてくれ」
私「急にオゾンがめちゃめちゃ出てきてこの店いる客全員死んだら面白い」
Y「それは濃過ぎ」
私(そういえば武蔵小杉と武蔵小山って紛らわしいな......)「本当のバイキンは細菌じゃなくて人間ってな。社会のバイキンを掃除しました」
Y「シソウが出とる」
私「お、うまい!今、「思想」と「死相」でかかっとったな。敢えて言葉を省略することによって、「店に店主の思想が出ている」と「我々客側に死相が出ている」の二通りの解釈ができる。なるほどなあ、流石」
Y「あー......」
Y「うん」
2021年3月25日木曜日
卒業おめでとう
Zoomで何人かと話をしていた。
私「そうそう、これはTLで話題になっていた話なんやけど。一昨日の神戸新聞に、俺の母校の先生が横領で懲戒免職になったって記事が載っていて。しかも俺が実際に社会を教えてもらっていた先生っぽいんよね。卒業記念DVDの作成費から着服していたんやって」
私「教員不祥事あるあるで、「センセイ、性犯罪犯しがち」ってのあるやん。でも今回は横領ってところがいいよな。性犯罪による心の傷はお金で癒えるものではないけど、横領なら金で解決できるから、笑い話になる」
私「本当ようやったと思う。教員が横領で懲戒免職になる高校なんてなかなかないからな。レアな高校に通えてよかったー、思い出をありがとうって。お世話になった先生やし、同窓会長の友達も今度の同窓会に呼んであげたいって言うてたわ。是非お会いしたいな」
私「俺一回社会勉強として民事訴訟やってみたいなと思っていて。体験学習。横領されたお金って返ってくるんかな?せっかくやし訴訟にできたらおもろいのにな」
私「......あ!卒業で思い出した!◯◯さん、ご卒業おめでとうございます!」
2021年1月4日月曜日
履歴現象《ヒステリシス》
昨日、同じ高校から東大に来た後輩2人とお話をした。仮に、それぞれA、Bとしよう(*1)。Aは理学系研究科M1の男性で、普段は岐阜県神岡町の施設で研究をしている。Bは理科二類1年生の女性で、秋からヨット部に入っている。以下はそのときの様子である。
B「語学、スポ身、実験はそうですね。でも、それも隔週で。大学に行くのは週に1回くらいですかね」
私「じゃあ半分くらいは部活のために東京おるわけか。ヨット部はどないなん?」
B「普通に活動してますね。週末は湖に行って、ヨットの練習をしています」
私「ヨットの練習って何なん?帆を張っていい具合に風が吹くのをずっと待ってるってわけじゃないんやろ?」
私「2人目の人がポンコツやったらボートが転覆するわけか」
B「転覆しますね。今まで何回も落ちました」
私「その日はビシャビシャで家帰る......」
B「いや、流石にウェットスーツは着てます。水にいる間はまだ大丈夫なんですけど、陸に上がってからが寒いですね」
私「てか君結構食べるなあ」
B「あー。ヨット部に入ってから食べる量は増えましたね」
B「先輩にも体格の大きい人が多いです。女性の先輩でも、体重70キロとか」
私「君もそれになりたい、と。今年の抱負は体重70キロ」
B「そこまでは目指してないですけど......」
A「身長もそんなに高くないし」
私「でも重心高くて体重も重いってなると、転覆したら絶対そいつのせいやんな」
A「自分の体重でカウンターバランスをとるんですから、その方がいいんじゃないですか」
私「つまり、デカくて上手い人は転覆をめっちゃ防いでくれるけど、デカくて下手な人は転覆させまくりってことか。存在自体がハイリスクハイリターン」
A「ハイリスクハイリターンな存在......。なんか、すごい投資家みたい」
私「うーん、ヨットって投資に通じるんかもしれへんな。Bさんも、ヨットを操縦した経験を活かして株とか仮想通貨やってみたら案外儲かるかもしれへんで。老後のことを考えると、やっぱり資産運用は大事やからな」
B「投資ですか......。考えておきます」
A「キム卓会って運動系なんですか、文化系なんですか?」
私「文化系やね。新歓は自然科学サークルとして申請してる」
A「CASTとかの隣にキム卓が」
私「先輩が、「時錯とCASTをかけてルートを取ったのがキム卓」って言うとったわ」
A「相乗平均」
私「そうそう」
A「相加平均だったらゼロになりそう」
私「ルートの中身、負!?」
A「CASTとキム卓は複素平面上で直交している」
B「基礎統計と、進化学と、音楽論っていうオペラを鑑賞する授業をとっていました」
A「へー、音楽論。面白そう」
私「進化学な。後期教養やったか、それとも何かの資格やったかは忘れたんやけど、「有機化学」とか「無機化学」とか、「○○化学」っていう名前の授業を規定数とったら、「この人は化学をある程度修めましたよ」って認定してくれる......みたいなプログラムが確かあって(*2)。それの注釈に、「「進化学」は含みません」って書いてあったんよな。へー、進化学って化学じゃないんや!って。進化学って俺とったことないから中身は全然知らへんのやけど、とりあえず化学じゃないらしいから。そこはみんな注意しといて」
B「あと、農学部の先生が担当されている、演習林に行く授業も取りました」
私「原則オンライン授業になっとっても、それは現地に行かせてくれるんやな」
B「そうですね。12月下旬の、感染者が増えている時期ではあったんですけど」
私「でも屋外やからまあええのか。これが千葉の演習林じゃなくてボルネオのジャングルやったらまずかったかもな。密林やから(*3)」
A「三密が四密になってしまう......」
私「危なすぎる......。なんでドライバーを入れてしまったのか」
A「ピンポン弾やと空気抵抗で減速してしまうんですよね。それでドライバーを使って、木の板を何枚破れるかで威力を測ろうと。それで飛ばしてみたら、「あれ?ドライバーどこ行った?」って。探しても物理室のどこにもない。結局窓ガラスを突き破って外に飛んでいっていました」
私「マッドサイエンティスト......」
A「T先生に報告したら「気ぃつけてくださいねー」とだけ言われて、I先生も「ほな、ガムテープで窓ガラス塞いどけよ」だけで済ませてしまって。誰も怪我せんかったからよかったけど、今思ってもあれはもっと怒られた方がよかった」
私「うちの高校の先生って変な人多いよなあ。なんであんな変な人ばっかりなんやろ。公立高校やのに」
A「他の高校から流れ着いてくる......」
私「ああ、よそやとクレームが来るのか。「変人すぎる!なんやこいつ!」って。それで転々とさせられて、唯一変人でもクレームがつかない学校がここ。やから変でも残ることができて、変な人はよそからどんどん入ってきて、変な先生ばっかりになっていく。なるほどなあ」
私「なんか、寮みたいなんがあるんやっけ?」
A「そうですね。ゲストハウスがあって、そこで寝泊りしています。形式上は出張と言うことになっていて、大学が出張費を出してくれています。なんで、あまり家を借りたいとは思わないですね。500円払えばちゃんとご飯も食べられますし」
私「へー」
A「姫路だったら山が北にあるじゃないですか。違和感があるのが、向こうだと海が北で山が南なんですよね」
B「正反対ですね」
A「「山に向かっているのになんか眩しいな......」ってなります」
A「アミノ酸の旋光性とか」
私「そうそう。アミノ酸って実は山がどっちにあるのかを感じ取って自分の旋光性を決めているらしい」
A「姫路から神岡に行くと、京都あたりでD型L型が切り替わる......?」
私「京都は盆地やからややこしいな。アミノ酸も混乱してもて、「うわ、あっちにもこっちにも山あるわ!」って思とるうちに、目が回ってふらふらになってもうてる」
A「ヒステリシス起こしそう」
私「あー、そうかもな。これは興味深いテーマやわ」
B「ヒステリシスって何ですか?」